2020.11.23   井原山~雷山縦走に秋山ガイドが登ってきましたので掲載。


今回は、野河内から水無~井原山~雷山~清賀の滝~雷山バス停です
・・・・・・歩行距離11km、行動時間6.4時間、標高差計上656m下711m・・・・


井原山:井原山(標高982m)は、福岡県糸島市と佐賀県佐賀市の境に位置する山。典型的な断層山地のため、福岡県側は急崖となっており、洗谷や水無谷など、多数の渓谷や滝をもっている。ササ原が広がる山頂一帯は、コバノミツバツツジに彩られる。展望もすばらしく、金山や背振山地最高峰の脊振山(1,055m)をはじめとする山々が一望できる。その山頂に向けて、福岡県側、佐賀県側から多くのコースが延びるが、人気が高いのはオオキツネノカミソリ群落がある北東側の水無谷コースと、西方の雷山(955m)とセットで脊振山地をたどる縦走だ。通年登れるが、コバノミツバツツジの咲く5月上旬や、オオキツネノカミソリの咲く7月中旬~8月上旬が特におすすめ。


三瀬峠に向かう途中の野河内渓谷に沿って林道を歩き、せせらぎを聞きながら、また室見川の源流にかかる小川の端を渡って、水無分岐まで「せっせせっせ」と歩いて行きました。施設が新しくなった水無登山口・・井原山の駐車場で短い休憩の後、井原山への分岐に向かって歩き始め ました。 オオキツネノカミソリの群生地を過ぎ、いくつかの渡渉で対岸に渡り、いよいよ急登へ・・長雨の影響で一部、段差が高い部分もありましたが、皆さん慎重に登って頂き、井原山山頂に到着。

井原山から雷山に向かいます。途中2ヶ所のピーク960mに本富士山(もとふじやま)の新設標識、940mに富士山(ふじやま)の標識があり、洗谷の縦走路は通行禁止となっていました。佐賀県への古湯分岐を過ぎると雷山山頂。ここで記念写真。いざ下山へ。上宮までのブナ林の急坂を慎重に下って行き、上宮横の大きなブナの木の前で最後の記念撮影。そこから  清賀の滝を目指します。清賀の滝までの下降路も掘れている箇所、また落葉で滑り易い中を下山しました。 

雷山:福岡県前原市(現・糸島市)と佐賀県富士町(現・佐賀市富士町)の境界にある脊振山地の山。別名「いかづちやま」ともいう。山名は山中に雷神を祭ることに由来する。  山頂は広く、展望はよい。西側斜面はスキー場となっており、眼下に糸島平野が広がる。地質は花崗閃緑岩と変成岩。登山口にある千如寺は、インドの渡来僧、清賀上人の開基。雷山観音として広く信仰を集めている。寺には国宝の高さ一丈六尺、約5mもある千手千眼観音の木像が安置されている。