2019.08.23~27 聖岳~光岳縦走に阿南徹ガイドが登ってきましたので掲載します。奥深い南アルプスの魅力を堪能するロングの縦走コース。

1日目 博多駅名古屋静岡=タクシー=白樺荘=畑薙第一ダム=椹島
で移動しました。

2日目 ロッジ聖岳登山口聖平小屋
・・・・・・歩行距離7.5km、行動時間6.5時間、標高差計上1173m・・・・・・
登山口より尾根の上がり込みまで急登が続く、また出会所小屋跡は倒木により回り道になっておりかなり険しい。聖沢橋までは左岸のトラバースだが棚が多く濡れていて注意が必要。聖沢吊橋から乗越まではジグザクの急登。乗越からは聖岳が見える。乗越は表示板等なし。地形で判断(聖平小屋まで4/7 看板)  乗越からは右岸を高巻く緩やかな登りが続く。途中ガレ沢のトラバースは雨天時注意が必要  滝見台から2つの滝がよく見える。やがて聖台に上がり緩やかな森の台地を歩くと小屋に到着する。  フルーツポンチの歓迎を受ける。

3日目 小屋~小聖岳~聖岳~往復~小屋~南岳~上河内岳~竹内門~茶臼小屋
・・・・・・・歩行距離10.2km、行動時間9.15時間、標高差計上1257m下1078m・・・・・・
冬季小屋を過ぎて分岐を右へ歩き。なだらかな登り。小聖岳手前は急登。小聖岳より狭い岩稜帯の登りから砂礫の急斜面をジグザグに登り聖岳。落石注意。 登ってきたルートを戻り南岳方面へ。上河内岳へは肩より往復(20分)肩より岩稜の下り。 途中竹内門の奇岩あり。亀甲状土の平地を渡り切って少し上ると小屋の分岐へ標識あり

4日目 茶臼小屋~光岳~往復~茶臼小屋
・・・・・・・歩行距離16.5km、行動時間11.2時間、標高差計±1059m・・・・・・
小屋から茶臼岳は風が強い。茶臼の岩稜を下る際は滑りやすいので注意しながら下っていく。その後、希望峰までは緩やかな登山道が続く。希望峰より急なくだりが始まり木の根等があるので十分注意が必要。樹林帯の山稜を歩くと易老岳に、しかし、周囲の木々が倒れて山頂を見逃しやすい。三吉平を過ぎると静高平までのきつい登り。倒木が多く乗り越えるのも一苦労、高平の水場は前日までの雨のおかげで湧いていた。そこから20分弱で光小屋に到着。荷物をデポし山頂往復、テカリ石は展望台より往復20分強かかる。帰路は易老岳・希望峰の登りがポイント、特に希望峰登りは山頂が見えているけど足が出ない強風時は茶臼岳山頂付近から小屋分岐は風の影響を受ける。

5日目 茶臼小屋~畑薙大吊橋=白樺荘静岡博多駅
・・・・・・歩行距離5.5km、行動時間4.3時間、標高差計下1473m・・・・・・・

茶臼小屋より横窪小屋・中段・ウソッコ沢まではトラバース道急な下り。 ウソッコ沢小屋手前の急坂は沢の側面で鉄の階段で滑りやすいので注意が必要。ウソッコ沢を過ぎると鉄橋も流されている箇所があり木でかけられた橋は注意が必要。沢沿いで増水時は注意が必要。峠までは30分の登り 峠からはトラバース気味に下ると大吊橋、渡ると林道で登山終了。吊橋を渡り右に60mで待合小屋