雨上がりの傾山へ無人小屋泊で行ってきました。
よく見る傾山ツアーは黒仁田林道より入山するコース。
今回は、時間の都合上坊主尾根は避けましたが、豊栄鉱山跡より九折越し無人小屋へ上がる、傾山の魅力を更に感じられるコースを選択。
登山開始から登山道や岩場は雨に濡れ難易度が増す。
小屋泊装備を背負っての渡渉、岩登りは大変だったと思います。
残念ながらガスの為、途中見えるはずの坊主尾根は見えませんでしたが、傾山が愛される理由を少し理解していただけたと思います
・・・・・豊栄鉱山跡~カンカケ谷~九折小屋・・・・・・・
   歩行距離3km、行動時間5.2時間、標高差計+844m

山小屋に宿泊(シュラフ、マット、食料、水持参)

二日目は、少し予定を変更して暗いうちに出発。
深夜0時過ぎまで小屋の屋根を叩く雨音を聞いていたのですが、出発時には明るい月と星空。
よく写真で見掛ける傾山ビューポイントを紹介しつつ、薄く輪郭だけが見える傾山を見上げる。朝陽との競争でしたが、あと一歩。後傾山と本傾山の間のコブでご来光。
傾山山頂でのご来光とはなりませんでしたが、名物の朝の雲海と九折越しを越える滝雲。ガスにまかれる坊主尾根に祖母山系の稜線と、日の出時にしか見れない傾山からの景色を堪能してもらえたと思います。
下山は、こちらも通る機会がほとんどない冷水コースから東傾山を越えて下山。
尾根を離れる度に現れる長い鎖場。雨上がりで滑る登山道に苦戦しながらも楽しく下山できました。 以前は見かけることが稀だった山ヒルとの戦いが、一番の思い出にならない事を切に願います。笑

歩行距離10.6km、行動時間6.3時間、標高差計+1337m-394m