2020.07.26~29 夏沢鉱泉~蓼科山に、浦一美ガイド、楠木ガイドが登ってきましたのでけいさいします、
1日目、桜平~夏沢鉱泉、1.2km、0.3h、上157m
7/26 福岡空港7:55発==松本空港9:20着。空港でもそうだが、機内もガラガラの状態。 天候は曇り、青空が少しばかり覗いている。梅雨前線が停滞し、各地で大雨が降り続いている。チャーターバスは直ぐに高速に入り、諏訪インターで降り、ビーナスラインで桜台へ。夏沢鉱泉のワゴン車2台に乗り込む。昨夜まで雨が降っていたが今日の朝には上がったという。急坂の手前で下車し、空荷で30分歩き、夏沢鉱泉に12:00到着。ここで昼食。 各部屋は山小屋とは思えない内装で、風呂は4~5人は入れるもの。15:00頃より雨が降り出す。17:30、夕食。豆乳鍋。19:30就寝。

2日目 夏沢鉱泉~蓑冠山~根石山荘~引換し~夏沢峠~本沢温泉
・・・・・・歩行距離5.3km、行動時間6.3h、標高差計上569m下523m・・・・・
7/27 昨夜も雨が降り続いていた。5:00起床、5:30朝食、6:20出発。天気予報は雨だが、今は降っていない。水量が増えた沢筋を登り、シラビソの樹林帯へ入る。40分でオーレン小屋に着くが、ここで雨が降り出す。20分で夏沢峠に着く。風も出始めたので硫黄岳のピストンを中止とする。シラビソの樹林帯の中の縦走路である。小雨と風は吹いているが快適な道が続く。箕冠山より下り初めて頃より風が強くなった。根石山荘前から25m以上の風が吹き始めた。1人、2人と次々にザックカバーが吹き飛んでいく。歩くこともできない状態。杭にすがりつき耐える。何とか根石山頂に着き少し下った所で待機とする。私は東天狗岳の取り付きまで行くが、この強風では今のメンバーでは危険と判断する。楠木君と協議し、前に進むのを止め、本沢温泉に下降することに決める。まずは引き返し根石山荘に入る。温かいお茶を入れてもらい昼食とする。山荘の責任者とも話し、本沢温泉から中山峠を目指すことにする。小屋を出るとまたしても強風だが、樹林帯に入ると治まっている。夏沢峠から本沢温泉に下る。13:40本沢温泉に到着。本当に営業しているのかと疑ってしまうような宿だが創業は明治15年、「日本の秘湯」の看板が掛かっている。夕食時に明日からの行動予定を説明する。17:30夕食、19:30就寝。

3日目 本沢温泉~中山~白駒荘
・・・・・・歩行距離7.8km、行動時間6.4h、標高差計上475m、下431m・・・・
7/28 5:30朝食、6:15出発。朝には雨は上がっている。沢の水は多いが濁ってはいない。8分で「みどり池」の標識がある。これより登山開始、15分ほど登ると道は平坦になってきる。素晴らしいシラビソの林が続き今にもカモシカが出てきそうだ。50分で、「中山峠」の分岐に着き、次第に上り始める。稜線近くになると更に傾斜はきつくなる。9:00、中山峠に到着。今日も強い風が吹いている。樹林帯の中山山頂より展望台に出るが、当然何も見えない雨風の状態。ゴロ石の下降に入る。11:20、高見石小屋に着く、ここで昼食。20分で出発。このルートも本当に歩き難い。12:50、増水した白駒池湖畔の白駒荘に到着。立派な宿になっている。荷物を置き白駒池一周に出向く。苔とシラビソのコンビネーションが素晴らしい。観光客も4~5人ほどである。夕食も素晴らしく宿も快適であるが、乾燥室がないのが欠点。

4日目 白駒荘~麦草峠=蓼科7合目~蓼科山~(往復)7合目
・・・・・・歩行距離4.4km、行動時間4.3h、標高差計±621m・・・・・・・
7/29 「蓼科山」行きに全員感激し、苦しい登りだったが高曇りの山頂に皆さん感動する。全部の山々は見えないが、南八ヶ岳、南・中央アルプス、御嶽山、乗鞍、北アルプス山群の大体の山容が確認できた。