ひとりごとです。今回マナーについて深く考えさせられ学びました。
岳沢小屋で私は一人皆とはなれ“焼岳”という部屋で寝ました。そこは6人部屋で私の他は男女5人グループの人達。私と同じくらいの年寄でした。私たちが岳沢に着いたのが17:20.部屋に入ったのが17:45頃 18:10より私たちは夕食 同室の人達と接したのはこの間だけ。5人は翌日北穂へ行くのだといいました。朝4:30に出発するのでご迷惑をおかけしますとも言いました。私は上高地へおりることを話し「山小屋ですものお互いさまですよ」と言いました。
ほんの少しの言葉をかわしたのみですが、皆さん感じのいい方でした。19:00過ぎ部屋にもどると5人は既に寝ていました。もう少し5人とおしゃべりしたかったと思いながら私は布団に入りました。
翌朝03:30 5人は次々と起きて、まったく会話せず(声出さず)静かに用意して廊下へ。そこでも会話なし、ほとんど音を立てず身支度を整えて出ていきました。私は出入口の
傍で寝てたので廊下の音も良く聞こえたのです。私は心底驚きました。感動しました。こんな人達がいるんだと。このマナーの良さは一体何なんだ。前泊の山小屋ではあとから来た同室の人(むかいのベッドの人達)が、ギャンギャン、キャンキャン怒鳴り散らし、しかも翌朝早くより普通にしゃべりちらし、ビニール袋の音を派手にたてまくり・・・悲しかったです。山小屋とは、大体こんなもんで慣れるしかないと思っていました。
しかし、岳沢小屋で出会った5人は違っていました、大きな感動をもらいました。あの人たちは本当に人間だったのか・・いやいや幻だったのでは?と思いました。
最終日、山を下りながら、ずっと5人のマナーについて考えていました。忘れられない出会いというか、出来事というか、私の心がさわやかになった人とのふれあいでした。
私もマナー身につけた、山バーサンになろうと誓いました。



素敵な独り言でしたが良いマナーなので掲載しました。